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まほろばの蒼き惑星・・・宇宙の詩。 Psychic Medium


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プルサーマル、ウラン濃縮、新型炉開発。急激に縮小する原子力開発計画

福島原発の大惨事は多くの人々の心の中に悪夢として刻まれましたが、脱原発を叫ぶ人々の思いが世界を動かしたのではと思っております。

 そう言った行動は米国にも波紋を広げました。

米エネルギー省は、解体核兵器から取り出されたプルトニウムを燃やす「プルサーマル計画」を事実上断念し、世界で進行していた、プルトニウムを軽水炉で燃やすという計画は、これでフランス以外は商業規模では全部消滅しました。


原発が絡んだ、金の流れと兵器開発。

それらを全て打ち砕く勢いで、世界の人々が纏まりつつあるように思えるのだ。


世界が正しい道に進んでいる・・・私は信じたい。

米国で始まった脱原発の動き 

  プルサーマル、ウラン濃縮、新型炉開発
   急激に縮小する原子力開発計画
 
 
 山崎久隆(たんぽぽ舎)

○ 米エネルギー省は、解体核兵器から取り出されたプルトニウムを燃やす「プルサーマル計画」を事実上断念した。世界で進行していた、プルトニウムを軽水炉で燃やすという計画は、これでフランス以外は商業規模では全部消滅した。
もちろん、日本も現在、止まっている。
 福島第一原発震災が世界に与えた衝撃が巨大だが、米国においても大きな方針転換につながっている。



○米国プルサーマル終焉か



 共同通信などが伝えているところでは、オバマ大統領は3月5日、核兵器級プルトニウムを混合酸化物燃料(MOX燃料)に加工する施設への予算を凍結し、事実上の計画断念を2015年度予算教書で発表した。
 この施設は「混合酸化物燃料製造施設(MFFF)」と呼ばれ、サウスカロライナ州エイケンのサバンナ・リバーサイトに「ショー・アレバ・MOX燃料サービス社」が建設中だ。名前の通り、フランスのアレバ社との合弁企業で、施設はフランスのメロックス社製MOX燃料施設をベースに作られている。
 米国では商業再処理は行われていないので、プルサーマル計画は唯一、解体核兵器の処分方法として2002年に計画された。
 米ロのSTART(戦略兵器削減交渉)などにより保有できる核弾頭の数が大幅に削減され、それに伴って解体核兵器から取り出される、高濃縮ウランと核兵器級プルトニウムの処理方法について議論になった。
 高濃縮ウランは天然ウランや劣化ウランと混ぜて希釈すれば、そのまま核燃料になるが、プルトニウムは、そのままでは燃やせる原子炉は存在しない。そこで米国では解体核プルトニウムの半分を天然ウランと混合してMOX燃料を作り、原発で燃やすことを計画した。
 およそ34トン(その後25トンに減らされている)の核兵器級プルトニウムから年間3.5トン程度のMOX燃料を作る予定で2007年に施設の建設は始まっていた。当初の完成予定は2016年、それが大幅に遅れ現時点までの進捗は60%で操業開始も2019年と先送りにされていた。


 
10億ドルの予算で始まり 300億ドル(3兆円)見通しに。予算凍結
 

○かさむコスト


 もともと10億ドルの予算で始まった施設建設は、米国NGOの「憂慮する科学者同盟」エドゥイン・ライマン上級研究員によれば、既に現時点での見積もりでも77億ドルに急騰し、最終的には300億ドルにものぼるとみられている。
 今回凍結された予算は、2015会計年度(2015年10月から2016年9月)で、これは解体核兵器を含む国家安全保障上の予算総額が279億ドル(2兆8千億円)の規模だ。。
 その中からMFFFを含むMOX燃料製造予算を削減し、総額を117億ドルに圧縮した。解体核プルトニウムに関する予算は、MOX計画が外された結果、安全管理のための16億ドルにまで削減されている。


 エネルギー省の予算削減は、これ以外にも「小型モジュール原子炉研究費用
9,700万ドル(約100億円)、先進的原子炉開発と核燃料サイクル技術予算8億6,300万ドル(約880億円)」が含まれている。文字通り「先進的」原子力開発予算が大きく削減されていることが分かる。
 MFFFの肥大化するコスト、どこかで聞いたような話だが、米国においても想定されない事態が度々発生し、そのたびに見積もりを修正していくうち、ついにMOX計画自体が総額3兆円規模にふくれあがり日本と同様の道筋を辿った。

 しかも、ここで製造出来るのは最大でも32トンのMOX燃料だけである。プルトニウムを燃料にしても、その後に燃やすあてがなければ何もならない。
 実際に米国では、MOXを燃やす原子炉は決まっていない。



○MOX計画から逃げる電力


 MOX燃料を使う予定だったマクガイヤ1号、2号機、カトーバ1号、2号機(デュークエナジー社)の合わせて4基の原発で予定していたが本格実施は出来なかった。
 フランスのカダラッシュにあるアレバ社のMOX燃料製造工場で作られた燃料体を入れて行われたMOXの燃焼試験では、異常な膨張などがあったとされている。原因はアレバ社の設計にあるとしているが具体的な情報は公開されて
いない。軍事用のプルトニウムであることから、秘密にされている。

 しかし異常燃焼を来したことで、それぞれの原発でのプルサーマル計画は中止された。言い換えるなら、商業規模で使用するには看過できないほど危険だったことを意味する。
 これでは使うあてのないMOX燃料体をいくら製造しても無駄で危険なだけ、そのため兵器級プルトニウム処分計画は根本から見直さざるを得なくなった。



○ウラン濃縮「USEC社」の破産


 世界の原子力産業界に衝撃が走る事態がもう一つ明らかになった。
 世界第三位のウラン濃縮企業、米USEC(ユーゼック)が、3月5日に連邦破産法第11条の適用を申請(日本では民事再生法の適用に相当)、事実上の経営破たんを来したことが明らかになった。
 ウラン濃縮については、日本の原発が全部止まっている現在、世界需要の大きな部分が事実上消滅した。ドイツも脱原発の方針の下で稼働する原発が急減している。日本は2010年に約700トンの濃縮ウランを輸入したが、そのうち500トンがUSECでの濃縮だった。
 さらにUSECでは、日本の需要を当て込み、高性能遠心分離法などの新たな濃縮プラントに投資する計画が進行していた。これもまた経営を圧迫したと考えられる。

 ウラン濃縮工場を運営してきた会社が破産を申請したことは、原子力産業の黄昏がダウンストリーム(再処理や廃棄物処分)だけでなくアッパーストリーム(鉱山から核燃料加工まで)の分野においても確実に広がっていることを示している。









七曜 高耶





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[ 2014/03/23 12:22 ]Posted by七曜高耶 | 原発事故 | TB(0) | CM(1)[記事編集]

日本政府は

 原発のリスクに対して無知な国へ技術を売ろうとしています。
 これはアホの極み以外何ものでもない。
 道連れにするつもりなのでしょう。
 放射能漏れを封印できなかった国の技術を買おうと言う側の国の精神も疑われます。
 アホの連鎖ですな。
 アホがアホを産み、泣く庶民が増えて行く。
 もう救われない。
[ 2014/03/24 09:04 ] [ 編集 ]

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